板ふのりとは
ABOUT ITA-FUNORI
海藻ふのり
 板ふのりとは
ふのりの原藻を水洗い・脱塩・漂白し、板状に形取り広げ、天日乾燥などの工程を経て加工させたものです。あらかじめ溶かす、そして乾燥させることによって、煮てすぐ糊剤として使うことができます。
原反1枚の大きさは約70cm×140cmで、重さは約650g~750gですが、原藻や板ふのりの種類によって異なります。
こだわり①
 板ふのりを作る訳とは
工業用として糊剤の力を発揮させることを考えると、原藻のままでは溶けにくく加工しづらいという点が挙げられます。
実は、ふのりには硬い皮があり、糊分はその皮に覆われ蓄えられているのです
内部に蓄えられている糊分を上手に表面化させ、そして色目を漂白させる為に板ふのりとして戦前から加工しております。
こだわり②
 板ふのり製造の時期と場所
当社の伊勢工場にて製造しています。
板ふのりの製造には気候環境も大きなポイントになります。
伊勢工場が最も適していて、最高気温が30~32℃で湿度が少なくカラっとしている環境の下製造を行います。
毎年7月中旬から8月上旬、夏の最盛期のこの期間だけで、1年分を製造します。
こだわり③
 板ふのりの製造歴史
板ふのりの製造は、100年以上にわたる製法で現在も行っています。つまりほとんどの工程で手作業を行います。
過去には機械を使った製造も試しましたが、よくありませんでした。
安定した品質の板ふのりのご提供を続けるには、昔からの製法で、なおかつふのりという天然物が相手になるため人の手を介してやることがベストだという結論に至りました。
板ふのりの種類
PRODUCT
当社では現在、「久平」と「対州」に絞って販売しております。
用途によってご提供する板ふのりが異なりますので
詳細は下記「お問合せフォーム」か「お電話」にてお問合せください。
板ふのり
 久平
■真布のりを100%、もしくはそれに準ずるふのりを使用。
■糊分強い
■糊分強い分、溶かす時間かかる。
ふのり原藻
 対州
真布のりと袋ふのりのフレンド「真布混じり」を使用。
■適度な糊分。
■溶かす時間は久平より短い。
板ふのりの製造工程
PROCESS
板ふのりの用途
USE
こちらでは板ふのりの主な用途を、
実際によくお使いいただいている例としてご紹介します。
引き染め・印染めとして
ふのり原藻
友禅では昔から伝統的な染色方法で着物に色付けします。
一般的には糊液を絹布に塗布し、乾燥後染めを行います。
絹布への色付けの際に付着を促がす、にじみ防止の為にふのりを使用します。
羽二重織りなどの経糸への糊つけとして
ふのり原藻
絹織物を織るとき、経糸には実は摩擦や張力など物理的な負担が大きくかかってしまいます。
そこで、経糸の耐摩耗性・平滑性向上を目的として、
板ふのりに白蝋やニカワを加えたものを煮て、それを濾過したものを使用します。
これが経糸用の糊剤となります。
 
糊付け方法として、「かせ糊付け法」と「つぼのり法」があります。
 
かせ糊付け法
糊液の中に生糸の「かせ」をそのまま浸漬させ、その後脱水・乾燥させる方法です。
 
つぼのり法
主に羽二重織物向けの製法です。経糸を、糊液を入れた糊箱の中を通して糊付けする方法です。
 陶器への絵付け・艶出しとして
ふのり原藻
下絵書きとして
陶器の絵付け時に板ふのりを溶かした溶液を絵の具に混ぜ、
染料・顔料の陶器への接着を促がします。
 
艶出しとして
釉薬にふのり溶液を混ぜて焼くと艶良く仕上がります。
 建材向け
ふのり原藻
漆喰のつなぎとして
漆喰のつなぎとしてドロドロに溶かした板ふのりを使用しております。
化学糊を使用するケースも増えてきておりますが、
漆喰と同じ天然素材のふのりをつなぎとして見直す動きが増えつつあります。
 
柱の保護用接着剤として
木造家屋の建築工事において、
柱の養生用として紙を張りますが、この時の接着剤としてふのりを使用します。
ふのりを使用すると、工事終了後に紙を剥がした後の糊残りが少ないと言われております。
 天然凝固材(硬化剤)として
ふのり原藻
相撲力士がつけている下がりの凝固材(硬化剤)として古くから使用されております。
下がりをピンと張らせるため、ふのりが使用されているのです。
他にも筆の穂先や水引き、元結を固める為にも用いられています。
 マスキング材として
ふのり原藻
板ふのりはその製品の特質上、独特のメッシュが多数あり、
この特徴から様々な業種の方からマスキング材としてご使用頂いてます。
一枚一枚同じ柄の物はなく、世界で一つだけの柄出しが可能です。
革製品のマスキングとしては薄干しの板ふのりもご使用しております。
今までの実績としては、漆器、壁、箸、ペン、革製品向けがあります。
 絵画の修復剤として
ふのり原藻
絵画の修復の際に、一旦対象画を古い基紙から新しい基紙に転写する時があります。
その際の絵柄を剥がす際にふのりを溶かした溶液を接着させると剥がしやすくなります。
また、国の重要文化財である壁画や国内外の歴史的建造物の汚れ落としにも
ふのりは使用されております。
板ふのりの用途は上記以外にもございます。
ご質問などありましたら下記のお問合せボタンをクリックしお問い合わせください。
工業用粉末ふのりのご紹介
FUNORI POWDER FOR INDUSTRY 
 工業用粉末ふのりとは
板ふのりを溶かす手間を省きたい方におすすめ!
板ふのりは溶かす時間と労力がある程度かかります。
また、溶かした後のふのり溶液は腐りやすく、冷蔵庫に保存しても早めにご使用頂く必要があります。
ふのりをもっと気軽に使用できないかと考え、商品化したものが工業用粉末ふのりです。
工業用粉末ふのりは、お湯に入れて混ぜるだけでふのり溶液を作ることができます。
煮溶かす必要がないので、時間と労力が軽減できます。
 ATENTION
本商品は板ふのり(工業用)を粉末化したものです。食品用ではございませんので口にしないよう、ご注意ください。
 使用量の目安
水量に対して2~3%で十分粘度のある溶液が作れます。
お好みの濃度でご使用下さい。
 使用上の注意
水に入れた後、ゆっくりと撹拌しながら熱をかけ溶かしてください。
お湯から溶かすと「ダマ」になることがありますのでご注意ください。
粉末状だと日持ちしますが、溶かした後は腐りやすいです。
冷蔵庫に保存したとしても早めにお使いください。
こちらの工業用粉末ふのりはオンラインショッピングでお手軽にご購入できます。
小ロットから大量使用に応じてご用意しております。